夜戦

夜戦の基本をおさらいしましょう。

夜戦ついて

夜戦火力

夜戦火力は、「火力+雷装」で計算されます。よって、火力面では戦艦よりも駆逐艦の方が有利です。
また、潜水艦への攻撃が基本効かなくなります(夜戦マス・連合艦隊時は例外です)。
空母は特別な装備なしでは何もしません。
(F6F-3N/F6F-5N/TBM-3D+夜戦航空要員、あるいは一部の艦娘などが条件となります)
このため、重巡や雷巡・駆逐といった艦種は結構重要となってきます。

基本は「夜間連撃装備」一択

駆連撃
重弾着
主副副副


この3枚の画像はいずれも「夜戦の基本」となる「夜間連撃」の条件を満たします。
夜連撃は発動率98%近くを誇るため安定性が高く、倍率1.2倍の2回攻撃と
十分な強さを持っています。
基本的に、夜間連撃を意識して装備は組み上げましょう。
装備させるものは「主砲2本、副砲および魚雷0」が基本ですが、
一番下の画像のように、あえて弾着を捨てる選択肢もあります。(15.5cm副砲を利用して夜戦火力を限界まで引き上げることで撃破を狙うことがたまにあります)
装備する主砲は「持参するもの」で十分です。10cm連装高角砲は朝潮型や陽炎型の改が持参します。

「魚雷カットイン」について

CI
しかし、すべてがすべて連撃だけで倒せる敵ばかりではありません
少し博打を打ってでも、大ダメージを与えたほうがいいこともあります。
その時に使うのは「限界まで魚雷を積んだ」艦娘による魚雷カットインです。
4連装酸素魚雷は大井北上の改や五十鈴改・朝潮改、大潮改、霰改、夕立改、五月雨改、涼風改などが持参します。
上位の5連装酸素魚雷は北上改二、大井改二、木曾改二が持参します。
倍率1.5倍の2回攻撃と、倍率だけなら強いです。(ただし300超過分はないのと一緒)

ただし、発動率は低いです。結構低いです。
発動率は艦娘の運でほとんど決まります。
運10:26.8%
運20:33.4% (つのドリルの命中率とだいたい一緒)
運30:41.6% 
運40:49.8% (ばくれつパンチの命中率とだいたい一緒)
運50:58.3% (さいみんじゅつの命中率とだいたい一緒)
(運51にて運による発動率上昇制限に引っかかるため、運51以上はあまり効果がない)

ここから、以下の補正が加わります。
旗艦補正+12.3% 中破補正+14.8% 探照灯補正+5.7% 照明弾補正+3.3% 見張員補正+4.1%

ストーンエッジでも信用できないのに、それより当たらない技の命中率と同レベルの発動率です。
なので、できるだけ運が高い艦娘に任せるのが賢い運用方法になるでしょう。
「雪風改」「時雨改二」「初霜改二」は最初から運50以上なので、適任です。
また綾波改二も高い火力と運40を両立しているため、カットイン担当に向いています。
また、中破状態だと発動率上昇しますが「肝心の威力低下の影響が大きい」ことなどから
中破することを前提にして魚雷カットインを狙うのは逆に悪手になってしまうので避けましょう。

また、上記以外の装備の組み合わせ(主砲/主砲/主砲、あるいは主砲と魚雷の混載)は現状かなり弱いので、必ず避けましょう。

連撃とカットインの使い分け

誰が連撃を担い誰が魚雷カットインを担うか
これをしっかり割り振れることができるかどうかで撃破率が大幅に変わってしまいます。
例を挙げます。上に書いてあった連撃と魚雷カットインのお手本が以下の通りです。

ぽい?しぐ?

この時、この2人が発揮する火力はというと
夕立:204×2発
時雨:確率58.3%で262.5×2発 外した場合175 (期待値379.1)
となります。

もし、この2人の装備を逆転させると

ぽい!?しぐ!?

この時、この2人が発揮する火力はというと
夕立:確率33.4%で294×2発 外した場合196 →期待値326.9
時雨:178.8×2発

どっちがより強いかは言うまでもないですね。
よって、この場合夕立は連撃・時雨は魚雷カットインと割り振るのが適しています。

もちろん、期待値だけで論じれるわけではありません。
発動率を犠牲にしてでも一発を求めるケースも、もちろんありえます。
撃破出来なければ元も子もないですからね。
ただ、運が低め(具体的には30台もしくはそれ以下)の艦娘に夜戦でのカットインを担わせる場合、
「果たしてそれだけの博打を打つ価値があるかどうか」は考えるとよい
でしょう。
特に北上改二は夜間連撃火力が20.3砲/20.3砲/甲標的甲で276×2発とかなり高いので、
北上改二に魚雷を積むケースはまずないと考えていいかもしれません。

夜戦装備の真髄

夜戦主義
これらの装備は、いずれも夜戦で効果を発揮します。
探照灯は「任務で入手可能」「発動率100%」
「発動時、味方全員のカットイン発動率を少し上げる」というかなり強力な味方です。
装備すると史実通り狙われやすくなりますが、それを差し置いても装備する価値は十分あります。
照明弾は確実性こそないものの、味方全員のカットイン発動率を少し上げる効果があります。
夜偵は発動すると火力+5が得られるため、あるなら必ず装備しましょう。
川内改二で入手できるので、できるだけ用意したいですね。

夜戦火力201の壁

夜戦火力201がボーダーとなっている理由は、
「魚雷カットイン発動時、夜戦火力の上限に引っかかる」からです。
つまり、それ以上引き上げてもあまり意味はありません。単発火力は上がりますが、それなら他の子の火力に回すべきです。
逆に、魚雷カットインの担当は「可能な限り夜戦火力201に近づける」ように
装備を意識することが大事になってきます。
強い魚雷の装備先は雪風や時雨などの運の高い駆逐艦が最優先と言われるのも、こういう背景があるからです。
魚雷の装備先はよく考えましょう。

夜戦の攻撃順

また、夜戦の攻撃順序も明暗を分ける要素になりえます。
夜戦行動順は「上から」順番に行動します。
よって、基本的な考え方として、
ボスへのトドメを狙う子は基本的に順番を後へ持って行く
・そもそも夜戦で攻撃できない空母系は一番下
 連合艦隊ならば、そもそも第二艦隊に戦艦空母を入れない
・夜戦の1番手は「随伴が残ってしまった場合の排除の役目」と割り切る
・残りはボスに対する夜間連撃で削りに徹する
というものがあります。これを意識して順番を並べるだけで結果は変わります。

また、夜戦での負担を減らすために「随伴は昼のうちに始末しておく」ことはかなり重要です。
夜戦の1番手までには「残っているのはボスだけ、いても随伴は1のみ」といった形に持って行っておきましょう。
随伴を残しすぎて、夜戦での博打祭りとなったら逆に編成が悪化しているかもしれません。